『国家標準戦略』の策定に向けて
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『国家標準戦略』の策定に向けたスケジュールですが、本年6月を目途に知的財産戦略本部において策定を予定している『知的財産推進計画2024』の内容を踏まえ、本格的な議論を「国際標準戦略部会」において進める予定です。
その上で、最終的には来年春を目途に、『国家標準戦略』をとりまとめたいと考えています。
昨年6月の『知的財産推進計画2023』で「官民による我が国全体としての総合的な標準戦略を策定」することとし、内閣府では、これまで、経済安全保障、先端技術、環境分野など戦略的に国際標準に取り組むべき領域について調査事業を実施し、国際標準化の状況把握に努めてまいりました。
また、関係省庁や民間等との意見交換によるニーズの拾い上げなど、我が国が国際標準化を主導するための検討に必要な準備を進めてきました。
こうした中、経団連が本年2月に国際標準戦略のあり方に関する提言を取りまとめるなど、産業界における動きが一層活発化しています。
さらに、欧州や米国、中国においても、近年、国際標準戦略の策定が相次いでおり、新興技術などで国際標準化における主導権争いが激しくなっています。
これらを踏まえ、政府としては、『国家標準戦略』の策定に向けた検討を加速すべきと考え、知的財産戦略本部の下に、「国際標準戦略部会」を設置し、積極的に議論を行うこととしました。