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失敗にひるまずロケット打上げ能力の強化を

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 去る10月12日に、打上げ延期を経て慎重に準備を進めていた「イプシロンロケット6号機」の打上げが失敗に終わったことについては、大変残念に思います。

 初号機から5号機まで、全て成功していただけに、関係者の皆様の落胆は如何ばかりかと存じます。

 

 10月18日、JAXAが、打上げ失敗に係る調査状況を報告しました。

 これまでの原因分析では、ロケット第2段の姿勢制御装置の1つであるRCS(Reaction Control System:ガスジェット装置)が機能しなかったことが判明しました。

 

 今後、フライトデータの詳細分析や製造・検査データの確認を進め、更なる原因究明と対策の検討を進めるということです。

 

 私が強調したいのは、今回の失敗でひるんではならないということです。

 

 民間事業者による「小型SAR衛星コンステレーション」を2025年までに構築するという目標は変わっていません。

 SAR(Synthetic Aperture Rader:合成開口レーダ)は、夜間や悪天候時でも観測可能で、災害対策、インフラ管理、安全保障など、多くの分野での活用が期待されています。

 

 小型衛星コンステレーションの構築は、我が国にとって重要なミッションですが、世界各国も同様で、今後は人工衛星の打上げ増加が見込まれます。

 今はロシアのロケットが利用できず、世界的にロケットの打上げ能力が不足している中ですから、信頼性が高い日本のロケット打上げ能力の抜本的強化は最重要課題の一つです。

 

 今回の失敗の詳細な原因を究明し、十分な対策を講じなければなりません。

 その前提が整えば、「H3ロケット試験機1号機」(イプシロンロケットとは別メーカー)の打上げについては、目標通り、令和4年度内(来年3月末まで)に実施されることを期待しています。

 また、今回の「イプシロンロケット6号機」よりも打上げ価格を低減し、打上げ可能な重量を増強した「イプシロンSロケット」の打上げも、令和5年度に予定されています。

 

 今回の失敗はつくづく残念ではありますが、宇宙政策担当大臣としては、文部科学省やJAXAと連携して、ロケット打上げ能力の強化に努めていかねばならないと決意を新たにしています。

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