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国連改革②:国連憲章と安保理改革

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 ロシアのウクライナ侵略以降、世界各国は「国連の機能にも限界がある」ことを思い知らされました。

 

 日本人が忘れてはならないことは、「United Nations」の本来の日本語訳は「連合国」だということです。

 先の大戦において、我が国は「連合国」と戦った「枢軸国」の一員であり、『国連憲章』には、日本を対象に含む「旧敵国条項」が存在します。

 

 また、国連安保理の常任理事国は5大戦勝国が占めるという現実もあります。

 その5大戦勝国が作ったと言っても過言ではない戦後の国際秩序を、今や破壊しようとしているのも、5大戦勝国の一部の国々です。

 

 私から政調会の外交調査会長と外交部会長に対し、「国連改革」に向けた議論を早急に開始するよう要請しましたところ、去る4月12日には、

①安保理常任理事国・非常任理事国の拡大、

②「拒否権」の行使の抑制、

③「旧敵国条項」の『国連憲章』からの削除、

などを主な内容とする提言を取り纏めていただき、政調審議会で了承しました。

 

 4月14日には、同提言について、岸田総理への申し入れも済ませています。

 

 4月25日には、私はクレーメンス・フォン・ゲッツェ駐日ドイツ大使と会い、「旧敵国条項」の『国連憲章』からの削除について日独で協力するべきことを話し合いました。

 

 今後、政府の取組みを注視しつつ、自民党政調会としても後押ししていきたいと考えています。

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