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令和4年10月25日 記者会見

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1.発言要旨

 

 科学技術政策担当大臣として報告を申し上げます。来年、仙台市で開催されるG7科学技術大臣会合を令和5年5月12日(金)から14日(日)に開催すること、及び正式名称を「G7仙台科学技術大臣会合」とすることを決定しました。

 大臣会合の開催場所につきましては、仙台市と協議の上で決定したいと考えております。議題につきましては、今年6月にドイツで開催されたG7科学技術大臣会合での議論のテーマなども踏まえつつ、今後、G7各国と必要な調整を行った上で決定いたします。

 

 

2.質疑応答

 

(問)先週、内閣府のムーンショットで河野大臣のアバターが登場して話題になったと思うのですが、このアバターは、顔は割と簡単に取り換えられるみたいですけれども、大臣はもしアバターがあったら、仕事で使ってみたいとお考えでしょうか。

 

(答)この研究でございますけれども、2050年の社会の姿を見据えた野心的な目標を設定して、挑戦的な研究を行う「ムーンショット型研究開発制度」の一環でございます。そこの目標1というのは、2050年までに人が身体の空間・時間の制約から解放された社会を実現というものでございます。まだ実証段階でございますので、実用化された際に私が生きておりましたら、使ってみたいかなと思っております。

 

(問)もう一つ、このアバターを社会実装しようと思ったら、本人性の問題ですとか、あるいは社会受容性の問題などあると思います。こうした問題は政治や行政が関わってルールを作る必要があると思うのですけれども、このルール作りに関しては、これからどのように取り組んでいくのでしょうか。

 

(答)最先端の研究開発の成果を社会実装していくことを考えますと、技術的な観点だけではなくて社会的に受容されるかどうか、それから倫理的・法制度的・社会的課題など、いわゆるELSIと言われるものについて同時並行で検討していくことが必要だと思っております。

 例えば、先ほどおっしゃったサイバネティック・アバターの場合でしたら、その活動を本人の活動とみなして良いのかどうかということもあります。例えば今の公職選挙法では禁止でございます。本人が居ない場所で配れないものもございますので。そういった新たな社会規範をどう作っていくかということ、それから操作している方が本人なのかどうかとか、本人でない場合、例えば別人が操作をしたり、AIが操作をしている可能性もありますでしょうから、そういった課題があると思っております。

 ですから、ムーンショット型の研究開発制度の中では、ELSIに関して人文社会科学を含む様々な研究者が参画するという体制を取っておりますので、今後のルール作りというものを見据えながら、また国民の皆様の御理解を得ながら研究開発を進めていきたいと思っております。

 

(問)大臣、手首に何か巻いていたのですけど、手を怪我されたとかなのでしょうか。

 

(答)右手は腱鞘炎がすごく悪化しまして、痛み止めとサポーターが欠かせません。右手が痛いものですから、左手で重い書類を持ち運びしておりましたら、左手もやってしまいました。

 

(問)冒頭、御発言がありましたG7の科学技術大臣会合の関連ですけれども、改めまして議長国としてどのような会合にしたいのか、それについての御所感をお願いします。

 

(答)議題については、先ほど申し上げましたとおりでございます。今後、しっかりと検討していかなければなりません。G7の同志国、友好国のメンバーが集まって取り組むべき現代的な課題もあるかと思いますので、しっかりそれにお応えできるものにしたいと思っております。

 例えば、ドイツのフランクフルトで議題となったインテグリティやセキュリティの問題などもございますので、こういったことも勘案しながら、これから各国と調整をしていきたいと思います。

 また、仙台市を選びました時に申し上げましたけれども、東北大学と共同で科学技術の力を使ったまちづくりをされているということで、こういったことも各閣僚の皆様に見ていただきたくて、選定をいたしましたので、皆様が更に仙台市の素晴らしさ、そして自治体と学術機関が連携することによる効果、こういったものも見ていっていただけると嬉しいなと思っております。あとは温泉文化も楽しんでいただけたらありがたいです。

 

(問)話題は変わってしまうのですけれども、昨日の参議院予算委員会で井出文部科学副大臣が、昨年の衆院選で旧統一教会の関連団体側から、事実上の政策協定に署名を求められて断っていたということを明らかにしました。こうした件について高市大臣にもお伺いしたいのですけれども、大臣御自身が旧統一教会や、その関連団体、世界平和連合や平和大使協議会などから、過去の国政選挙で推薦確認書や、それに類する文書を提出されたことはあるのでしょうか。もしあればですけれども、その時期であったり、文書に書かれていた内容、署名をされたかどうか等対応について、教えていただきたいと思います。

 

(答)既に、報道などを見てすぐに確認を、先週でしたか、済ませておりますが、一切ございません。

 

(問)G7の関係で、今回、日程を3日間ということで幅を持たせたのですけれども、その意図について教えていただきたいです。あと開催場所を3か所、市として提示していると思うのですけれども、選定の考え方などありましたら、教えてください。

 

(答)まず、今回の時期でございますけれども、令和5年5月19日から21日にかけてG7の広島サミットがございますので、そこに何とか科学技術大臣会合の成果を反映したいと考えまして、それより前ということにいたしました。それから、仙台市を含む関係機関がしっかりと対応できるということも考慮いたしまして、時期を決めました。

 

(問)会場を3か所、市として提示されていると思うのですが。

 

(答)私は承知しておりません。事務方で今、会場として適切な場所を、また各大臣の同行者も含めてご宿泊される場所など、選定してくれていると思います。

 

(問)昨日、山際大臣が辞任されましたが、それについて御所感があれば、お願いします。

 

(答)国会開会中の途中で大臣が辞任をされるということは大変残念なことだと考えておりますが、政治家の出処進退は御自身がまずはお考えになることですし、それを岸田総理が了とされたことでございますので、私から申し上げることはございません。

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