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2014年9月9日 記者会見

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〔冒頭発言〕


  少し遅くなりました。おはようございます。
  今朝は、10時から閣議及び閣僚懇談会がございました。
  内容につきましては、官房長官からお話があると思います。
  特に私に関することにつきましては、間もなく麻生大臣が海外出張をされますので、その間の事務代理を命ぜられました。

【スリランカにおける地デジ円借款供与】

  それから、大変うれしく思っていることでございますが、去る9月7日に安倍総理がスリランカを訪問されまして、地上デジタルテレビ放送導入のための円借款案件が合意されました。併せて、日本・スリランカ共同声明を発表されまして、地上デジタルテレビ放送を含む情報通信技術、ICT分野全般の二国間協力の強化が確認されました。
  前総務大臣をはじめ総務省では、これまでスリランカ政府に対して、地デジについて、是非日本方式をということで採用の働きかけを進めてきたものですから、こうして官民一体で協力強化につながったことを大変うれしく思っております。
  当省といたしましては、引き続きスリランカ政府に対しまして、地デジ導入のために必要となる機材の導入、制度化の支援を実施すると共に、こうして幅広く二国間協力強化を確認したわけでございますから、防災分野などICT分野全般における二国間の関係強化を進めてまいりたいと考えております。
私の方からは、以上でございます。

 

〔質疑応答〕


 

<救急に関する取組>

 
問: 幹事社の時事通信社の村山です。幹事社から1問お伺いします。
  今日9月9日は救急の日ですが、救急に関する正しい知識の一層の普及に向けて、今後どのように取り組んでいくおつもりか、大臣のお考えをお伺いします。

答: 今日、9月9日は、救急の日でございます。
  救急医療は、高齢化の進展もあるのでしょうけれども、非常にニーズが高まっていくと考えております。その中で問題点は、現在、救急出動件数が非常に増えていること、それから、救急車の現場到着時間が延びていることです。
  救命率向上のためには、救急隊の皆様の活動に加えまして、国民の皆様の御協力が必要となります。その中で、非常に期待を申し上げたいのは、AEDの使用の促進でございます。今、各自治体や様々な団体行事でも、私たちがAEDの使い方を学ぶチャンスがたくさんあるのです。しかし、これまでに救急隊が現場に到着するまでの間に一般市民の方々がAEDを使用された実績は、まだ3.7%に留まっているということです。しかしながら、AEDを使用していただいたら、1か月後の生存率が4倍になる、また社会復帰率が6倍になるということで、これは大変大切なことだと思います。
  非医療従事者のAEDの使用が認められましてからちょうど10年という節目の年になりますので、文部科学省と連携をいたしまして、今、全国の学校でAEDの使用を含む応急手当講習が開催されるように促しているところでございます。
  ちなみに、本日午後からでございますが、私も救急功労者表彰式に出席をいたします。長年にわたりまして、救急隊員の皆様の教育・指導、救急患者の積極的な受入、応急手当の普及・啓発推進などに御尽力くださった方々を表彰させていただきます。
この救急医療週間を一つの契機といたしまして、全国で応急手当の普及を含む様々な行事が開催され、皆様の意識啓発につながるということを期待いたしております。


<総合区制度>

問: フリーランスの小川と申します。よろしくお願いします。
  先般なのですけれども、地方自治法が改正されまして、政令指定都市になのですけれども、新たに総合区制度が導入されたということなのですが、大都市制度を語る上で、最近、大阪都構想ですとか、こういった総合区制度というのが議論されているのですけれども、特にこの総合区制度が不発に終わっているという報道が、結構目にするのですが、その辺り、今後、地域振興ですとか、地方分権を進めていくに当たって、高市大臣の考えがあれば、お聞かせいただけないかと思います。

答: 総合区制度でございますが、様々な報道があることは承知をいたしております。しかしながら、一番現場に密着された地方自治体御関係の方、そしてまた議会の方々からも、しっかりと意見を伺っていかなければなりません。
  やはり、規模の経済という効果が出てきたり、住民サービスの向上につながる、そしてまた、支出の削減につながる、様々な効果というのがきっちりと出なければいけませんので、必ずしもそうでないような場合には、慎重に御判断を頂きたいと考えております。
大阪都構想に関しましては、まだ残念ながら、知事、市長とそれぞれの府議会、市議会の間で意見の相違が見られるようでございますので、民意を代表される議員の方々と首長さんの意見が合って、みんなで、これは重要だからやろうという形になるのか、しかしながら、こういう問題点があるからという話になるのか、まだその推移を見守っているところでございます。
  いずれにいたしましても、総合区構想というのは、先ほど申し上げましたような効果がしっかりと発現できなければならないものだと考えております。

問: よろしいでしょうか。ありがとうございました。

答: はい。では、どうも。お疲れ様でございました。

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