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令和元年12月13日 記者会見

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《冒頭発言》

 

 皆様、おはようございます。

 

 

【宇宙開発戦略本部会合】

 

 本日は、閣議前に、宇宙開発戦略本部が開催されました。宇宙基本計画工程表の改訂が決定されました。

 総務省としましては、今回の決定を踏まえまして、地上と宇宙をシームレスにつなぐ高度な情報通信ネットワークの実現などに向けて、関係省庁と連携して協力し、積極的に取り組んでまいります。

 

 

【令和元年度特別交付税の12月交付】

 

 本日の閣議におきまして、令和元年度特別交付税の12月交付について報告をいたしました。

 その内容は、12月交付額は、今年度の特別交付税総額9,709億円のうち、3,199億円となっています。

 この決定に当たり、8月の前線に伴う大雨、台風第15号、台風第19号などの災害対策をはじめ、地域医療の確保のための経費など、普通交付税の算定によっては捕そくしがたい特別の財政需要について算定をいたしました。

 詳細につきましては、自治財政局の財政課にお問い合わせください。

 

 

【令和元年科学技術研究調査結果】

 

 本日の閣議におきまして、令和元年科学技術研究調査結果について報告をしました。

 その内容は、14時30分に統計局から公表をさせていただきますので、お問い合わせください。

 

 私からは、以上でございます。

 

 

《質疑応答》

 

 

【令和2年度与党税制改正の大綱】

 

問: 昨日、所有者不明土地等に関する固定資産税の課題への対応ですとか、ローカル5Gの設備にかかる課税標準の特別措置などを創設することを盛り込んだ与党の税制大綱が取りまとめられましたけれども、それに関して大臣の受け止めをお願いします。

 

答: 政策的な観点からの特例措置としましては、5G投資促進税制の創設をお認めいただきましたほか、過疎地域における事業用資産の買換えの場合の課税の特例措置などの延長をお認めいただきました。

 お認めいただいた税制につきましては、今後、有効に活用できるように取り組んでまいりたいと存じます。

 また、地方税制を巡る様々な課題につきましても、与党税制調査会において、精力的にご議論をいただきました。

 今おっしゃっていただいた、所有者不明土地等に係る固定 資産税の課題への対応につきまして、地方団体における迅速・適正な課税に資する結論を出していただいたものと認識しております。地方団体からも評価をしていただいていると承知をしております。

 今後、総務省としましては、今回決定いただいた与党税制改正大綱に沿って、必要な法制作業を進めてまいります。

 

 

【令和元年度12月分の特別交付税(1)】

 

問: 特別交付税のことで1点お伺いします。前年度の3月分ではふるさと納税で多額の寄付金を集めた泉佐野市をはじめとした4市町村が、災害分以外の配分がなかったと思うんですけれども、今回の12月分の配分についてはどのような形になっていますでしょうか。

 

答: 本年度の12月分の特別交付税につきましては、9月までのふるさと納税収入の状況を把握いたしましたところ、ふるさと納税の指定制度施行前の4月、5月におきまして、特定の団体にふるさと納税が集中したことによりまして、不交付団体と同等以上の財政状況となる団体が生じました。

 昨年度と同様の方式により、災害分以外は交付しないことといたしました。 

 あくまでも「財政配分の均衡」を図る観点から行うものでございます。

 

 

【いばらき大使の解任問題】

 

問: 2問ありまして、1つは、茨城県の魅力を発信するいばらき大使だった藤原浩氏が解任された問題についてお伺いします。国の補助金が入った事業のもとで、地域の商店がロゴ制作を依頼したりして、金銭トラブルになって被害を訴えているということなんですが、行政による紹介とか、行政による肩書を信じてトラブルになっているという点について、地方自治を所管するお立場からの受け止めをまずお願いいたします。

 

答: 今おっしゃっていただいた、いばらき大使の案件について、私、それほど詳しく承知をしておりませんけれども、詐欺被害に近いようなことが起きた旨の報道があったと聞いております。

 行政の方からお願いした肩書を悪用されるような行為については、あってはならないし、残念なことだと思います。

 すでに、解任されたのではないでしょうか。

 

 

【NHKのインターネット活用業務実施基準】

 

問: もう1問、同時配信なんですけれども、NHKの同時配信を巡るパブコメについて、大臣、先日の会見で、ネット受信料への反対意見が多いと。分量が非常に多くてまだ読み切れていないので精読しますということだったんですが、その後どうなったか、今後のスケジュール感も含めてお願いいたします。

 

答: NHKから提出がありました回答につきまして、3読いたしました。

 今回のNHKの回答は、「業務」「受信料」「ガバナンス」の三位一体改革の考え方や、インターネット活用業務について、オリパラ関係の費用を除き「受信料収入の2.5%」を費用の上限として実施する方向で再検討を行うことなどを内容とするものでございます。

 NHKからの回答につきましては、インターネット活用業務の実施費用については、「総務省の基本的考え方」を概ね踏まえたものとなっておりますけれども、三位一体改革については、具体的な取組内容が十分に示されていないと感じております。特に、既存業務の見直しについて、もう少ししっかりと進めていただきたいと考えました。

 パブリックコメントについては、民放連、日本新聞協会、個人の方々や、関係団体の方々からも本当にたくさん出ております。まだ全てを読み切れてはおりませんけれども、十分に参考になるご意見でございました。

 主に受信料に関する不満のお声や、NHKの改革が不十分ではないかといったお声が見受けられました。

 今後、NHKでは、早期に「業務」「受信料」「ガバナンス」の各項目の具体的な取組内容を明らかにしていただくことが必要だと考えております。

 総務省としましても、今日、有識者会議が開かれますので、この場も活用しながら、引き続き議論を進めていきたいと思っております。

 NHKからの回答は、インターネット活用業務の費用の上限などを変更する内容でございますから、10月15日に提出をされた実施基準案については、修正の上、再提出をしていただくことが必要だと考えております。

 例年1月には、NHK予算が提出されていることも念頭に置きながら、手続きを進めてまいりたいと思っております。

 

 

【楽天モバイル社で発生した通信障害】

 

問: 先日、楽天モバイルで通信障害が発生した件でお伺いします。原因究明や再発防止などについて、大臣のお考えをお伺いします。

 

答: 楽天モバイルの携帯電話サービスで、音声通話及びデータ通信が利用できない障害が発生しました。

 楽天モバイルには、利用者の利益の保護のために、万全を期していただきたいと考えております。

 早急に、事故の発生原因の全容を究明した上で、しっかりと再発防止策を講じさせるようにと、事務方に対応を指示したところでございます。

 

 

【今年の漢字】

 

問: 話題変わりまして、今年の漢字についてお伺いします。昨日、日本漢字能力検定協会が、今年の漢字として令和の「令」の字を発表されました。まずこの受け止めと、大臣、ご自身で今年の漢字、当てはまるもの、お考えがあれば教えてください。

 

答: 令和の新たな時代が始まりまして、「令」とか「和」という言葉を挙げておられる方が多いということをテレビ番組で知りました。新しい時代にしっかりと、私たちが、安心して暮らせる日本を作っていければいいなと思っております。

 私自身の漢字は、創造するの「創」ですね。

 私は、安全に生活ができて、質の高い教育や必要な福祉サービスが受けられて、働く場所がある、そんな地方をできるたけたくさん創りたいという思いを持っております。

 前の総務大臣在任中からも心がけてきたことですが、「生活者の視点」で、新たな政策を構築していきたい、創造していきたいと考えており、創るために今励んでおります。そして、既にいくつか創れたと思っております。

 

 

【令和元年度12月分の特別交付税(2)】

 

問: 特別交付税の件で特定の団体にとおっしゃっていました。具体的に減額したのは泉佐野市でいいんでしょうか。

 

答: 泉佐野市でございます。

 

 

問: では、以上で会見を終了させていただきます。

 

答: お疲れさまでございます。

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