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  3. 内閣府特命担当大臣記者会見 平成18年9月~平成19年8月
  4. 8:49~8:56 於:院内内閣記者会

8:49~8:56 於:院内内閣記者会

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1.発言要旨

 今朝の閣議は、一般案件が9件、法律案が2件、政令が1件、配布が2件あり、内閣府の主請議はございませんでした。
 この場をお借りして、私から発言をさせていただきます。北朝鮮による地下核実験の実施発表を受けまして、政府は万全な体制で対応しているところですが、今朝の会議では、本件に係る我が国の当面の対応として、北朝鮮からの全品目の輸入を禁止するなどの厳格な措置をとることとなりました。
 なお、これまで文部科学省などによる放射能観測では、異常値は検出されておりません。食品の安全に関して心配すべき状況にはございませんので、国民の皆様におかれては冷静に対応していただくようにお願い申し上げたいと思います。
 なお、本件につきましては、昨日開催された食品安全委員会の会合においても報告され、委員会のホームページを通じて観測結果などの情報提供を行っているところです。
 いずれにしても、食品安全を担当する大臣として、今後も国民の食の安全・安心を確保する観点から、関係省庁からの情報収集と国民への情報提供に努めてまいります。
 私からは以上でございます。


2.質疑応答

(問)パトリオット(PAC3)が配備されたことについて、PAC3の必要性をどの様に考えていらっしゃいますか。また、反対する市民団体を排除しての強硬な搬入や中部首長が反対している状況での搬入についてどの様に思われますか。

(答)PAC3の配備は、今年度から、沖縄だけでなく全国各地で、進展していくわけでございますが、基本的には、沖縄県民も含めて、国民の安全を守る上で必要な防衛体制であると考えております。
 また、搬入の時期等について、事前に十分な説明がなかったことへの反発もあると思います。何月何日何時何分に搬入するというようなことは、危機管理上、なかなか正確な情報提供はできないのですが、大体どれぐらいの時期に搬入を予定しているということは、県側ともう少し丁寧な話し合いがあればよかったのではないかと思っております。引き続き、防衛庁、米軍側に誠意を持って対応をお願いしたいと思っております。


(問)この件について、防衛庁や米側に対して、何か発言されたことはありますか。

(答)これは政務案件として入れましたが、アメリカ総領事等とお会いいたしました。沖縄の総領事ともお会いいたしまして、今回の反発の背景を見ていると、地元への説明といったところがもう少しあればよかったのかもしれないと私は感じるということで、率直にお話をしたところです。

(問)それに対して、総領事からは何かございましたか。

(答)私の方も、搬入の日時、時間帯まで言うと、これはやはり安全保障上好ましいことではないので、そこは理解するけれども、しかし大雑把な予定については、もう少し県側の了解をとるような丁寧な対応をして頂くことはできないかとお話しました。向こうも黙って頷きながら聞いておられました。

(問)在日総領事と在沖総領事のお二人に会われたということですか。

(答)そうです。その他に、事務方もおりました。

(問)東京で会われたのですか。

(答)そうです。大臣室でお会いしました。これはあくまでも公務としてセットしたのではありませんが、私は以前より大阪の総領事とよく意見交換をしておりましたので、その方が会議で東京に出て来られたついでに、沖縄の総領事を連れて来てくださいました。

(問)先ほど食品安全のお話がありましたが、政府の放射能対策連絡会議で今やっている調査で、放射性物質について線量が出ていないというのを受けて影響が出ていないとおっしゃっているのか、あるいは食品に対して何か調査をやった上でのご発言でしょうか。

(答)防衛庁や環境省など政府は各方面で情報収集しております。それを文部科学省の方できちっと分析をしていただいて、食品安全委員会にも当然報告がありまして、食品安全委員会として、食品の安全に関して心配すべき状況にはないと判断しております。

(問)食品の調査はやっていないわけですけれども、放射能調査の結果、何も出ていないから食品は安全ですよというお話をされているわけですね。

(答)基本的にそういうことになります。

(問)今後、食品に対する調査をやられる御予定はありますか。

(答)今後、食品安全委員会において、当然、適切に判断いたします。

(以上)

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