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3日早く閣議決定できた『骨太の方針』と『日本再興戦略改訂』..

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 昨夕(6月24日)の臨時閣議で、『骨太の方針』『日本再興戦略改訂』『規制改革実施計画』の3つが閣議決定されました。


 政府側は、当初の予定では6月27日の閣議決定を目指していたようでしたが、万が一にも27日(金)の自民党総務会で強硬な反対意見が出て党議決定ができなかった場合のリスク(マーケットへの影響や内閣のダメージ)を考え、先々週のうちに野田総務会長にお願いをして、24日(火)の総務会で議題にしていただくことにしました。


 総務会の定例日は火曜日と金曜日ですから、もしも24日(火)に了承されなくても、27日(金)の再審査までに必要な修正をすれば、政府が目指す期限には間に合います。


 野田総務会長は今週の木曜日まで党務で海外出張中ですので、もともと24日の総務会は開催されない予定でしたが、特別に森山総務会長代理を進行役にして総務会を開催する段取りをして下さいました。


 先週頭には、公明党の石井政調会長にも公明党内の審査を3日早めていただくことをお願いして、ご快諾をいただきました。


 その代わり、総務会に上げるまでの政調会での審査は、かなり念入りに行いました。
 自民党所属国会議員全員が出席できる「政調全体会議」を3回開催し、約7時間20分に及ぶ議論をしました。
 会議の度に出席者から出された意見を政府案に反映させてもらいましたので、内閣官房や内閣府の方々には何日も徹夜をして書き直しの作業を続けていただくことになりました。


 自民党政調会では、素案に盛り込む政策作りを3月からスタートしており、政調会の各組織から4月に提出された数多くの政策案は、私がゴールデンウィーク中に部屋に閉じこもって作成していた『日本経済の力強く持続的な成長に向けた総合政策集2014』に纏め、5月下旬に安倍首相や甘利経済再生担当大臣に提出してありました。


 この自民党政調会の総合政策集に盛り込んだ政策は175項目。
 そのうち、『骨太の方針』や『日本再興戦略改訂』に取り入れられた政策は164項目でした。
 打率9割超ですから、政調会としても皆で頑張った甲斐がありました。


 特に、政調全体会議の議論を受けて、先週になってから「ローカル・アベノミクス」という文言を追加していただいたこと、政府原案に新たな成長エンジンとして記されていた「農林水産業」「医療・介護分野」に加えて「エネルギー関連産業」「宇宙・航空・防衛関連産業」「住宅関連産業」「ITS」をはじめ新たなニーズが発生している産業分野等も盛り込めたこと、対日投資を増やすための「法令外国語訳の促進」や「刑務所出所者の再犯防止対策(就労支援等)」など新たな視点の政策を挿入できたことは、嬉しい事でした。


 昨日の閣議決定を受けて、私は3ヶ月近くを費やした経済政策関係の作業から解放されました。


 来週明けの政調会では、(自公協議の行方次第ですが)集団的自衛権に係る審査が本番を迎えそうです。
 また気合いを入れ直して、緊張感をもって臨んでまいります。


 それにしても…平日の夜は疲れ切ってしまって洗濯をするのが精一杯、週末も党務出張などで動き回っているので(先週末は北海道と滋賀県、今週末は石川県など)、衣類のアイロンかけや読了書類の処分をする根性が無く、自宅は悲惨な状態に散らかってきています。
 もともと「ダメ主婦」の私ではありますが、寛容過ぎる主人の堪忍袋の緒が切れるのも時間の問題かも。
 

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