コラム

  1. TOP
  2. コラム
  3. 6期目の永田町から 平成24年12月~平成26年12月
  4. 骨太の方針や日本再興戦略改訂版の党内議論が山場を迎える今週

骨太の方針や日本再興戦略改訂版の党内議論が山場を迎える今週

更新日:

 今週は、政府側から提示される『骨太の方針』、『日本再興戦略改訂版』、『規制改革実施計画』の内容について、自民党内の議論が山場を迎えます。

 『骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)』は、日本経済の再生と財政健全化の両立を目指す「基本設計」であり、来年度予算編成に向けた基本的な考え方が示されます。

 『日本再興戦略改訂版』は、経済再生に向けた具体的施策の「実施計画」であり、昨年6月に発表された戦略のリニューアル版、つまり、安倍首相がダボス会議で言われた「終わりなき第3の矢」にあたる新成長戦略です。

 『規制改革実施計画』は、経済再生・経済成長を目指すための規制改革を具体化するものです。

 自民党政調会と自民党日本経済再生本部からは、既に、予算や税制や規制改革など成長に資する政策を纏めた2冊の提言書を、5月23日に提出してあります。

 この自民党からの提言内容もかなり盛り込んでいただきながら、政府側でも作業が進められてきました。

 先週6月11日(水)には、自民党政調全体会議を開催し、政府から上記の3つの冊子の骨子や目次や検討状況の報告を受けました。
 自民党の政調全体会議は、自民党所属の国会議員全員が出席でき、自由に意見を述べることができる会議です。

 11日は、朝8時から10時過ぎまでの会議でしたが、甘利大臣や稲田大臣も同席し、熱心に党所属議員からの意見を聴いておられました。
 この日の会議で出た自民党国会議員の意見も踏まえていただいた上で、政府側では、先週金曜日(13日)に規制改革会議と経済財政諮問会議が、今日(16日)には産業競争力会議が開催され、今週は、文章化された3つの冊子の素案が自民党に示されます。

 明日(17日)には、再び自民党政調全体会議を開催し、ここで出る意見を政府が持ち帰って案文を書き直し、また自民党政調全体会議を開催し…という繰り返しになるのが今週です。

 今週中に自民党政調全体会議の出席者が概ね納得する内容に仕上がったら、通常国会閉会後となる来週に、自民党政調審議会、自民党総務会、与党政策責任者会議(自公)で審査を進め、了承されたら閣議決定という運びになります。

 政府案の内容には、複数の重要な論点が含まれており、記述が不十分と考えられる箇所もあることから、自民党の意思決定に向けては高い山を越えなければなりません。

 しかし、特に成長戦略はスピードが命でもありますから、密度の濃い党内議論を重ね、スピード感も重視しながら更に良いものに仕上げることを目指して、今週は頑張ってまいります。

前のページへ戻る

  • 自民党
  • 自民党奈良県連
  • リンク集