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安倍晋三総裁の気迫と覚悟に期待

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 先週末のマスメディアによる世論調査では、自民党支持率が大きく伸びた一方で、安倍晋三新総裁への期待値が低く、残念に思いました。
 「安倍新総裁に期待しない」と回答された方々が挙げた理由の圧倒的多数が、「過去の首相辞任」でした。
 

 5年前に難病に倒れた安倍元首相は、重責を全うできなかった自分を責め続け、常にその言動からは、国民の皆様に対する深い謝罪の念、安倍内閣が着手した政策を完遂できなかったことへの悔しさが伝わってきました。
 その後、歯を食い縛って病気と闘い克服されました。完治後には、寸暇を惜しんで政策を磨き上げてこられました。
 

 残念ながら、病気で首相の座を途中降板したという事実は、何年経っても消えません。
 

 今回の総裁選挙については、安倍元首相が批判を浴びることを恐れるならば「立候補しない」という選択肢もありました。
 

 実際、安倍元首相の政治理念に心から賛同している国会議員達からは、「あと3年、次の総裁選挙まで待とう。そうすれば、きっと国民も許してくれるよ」「首相経験者は、100%勝てる確信が持てない選挙に出ては駄目だ。負ければ政治生命を失うことになる。今回は諦めて次のチャンスを待つべきだ」という声も上がっていました。
 

 それでも、安倍元首相は熟考の上で立候補を決断され、堂々と戦い抜き、勝利しました。
 

 総裁選挙に挑むことを決めた安倍元首相からは、「人に何を言われようが、今こそ身命を賭してでも国を立て直したい」という恐ろしい程の気迫と覚悟を感じました。
 

 私自身は無派閥ですから、誰の影響も受けることなく、国家観と重点政策が近い候補者を自由に応援できる立場でした。
 しかし、「一度は地獄を見た人の強さ」と「燃えるような使命感」に感動し、安倍元首相を全力で応援することとなりました。
 

 この3年間で民主党政権が目茶苦茶に壊してしまった日本、経済も安全保障も外交もガタガタにされた日本を再興する為には、「安倍元首相の豊かな知識と経験」が必要だとも考えました。
 衆議院の各委員会理事、幹事長、官房副長官、官房長官、首相として働き、自民党も立法府も行政府も隅々まで知り尽くしておられますし、国内外に素晴らしい人的ネットワークを築いておられます。
 

 今では、石破幹事長をはじめ多くの優秀な政治家が周囲を固めておられますから、きっと立派に総裁としての職責を果たされるものと思います。
 
 日本人は、志半ばにして病に倒れた人の「再起」を批判する国民性ではないと信じています。
 是非とも、今一度、安倍総裁の志と熱意にエールを送っていただきますよう、お願い申し上げます。
 

 私も党の1員として、安倍新総裁が存分に働ける環境を作り、自民党が頼りになる政党として国家繁栄への道を切り拓いていけるよう、頑張ってまいります。
 

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