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嬉しいニュースだ!スパコン世界ランキングで1位に

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 やった~! 凄い! 嬉しい! 久々の明るいニュースです。
 

 日本時間の本日17時15分に発表された「スーパーコンピュータ世界ランキングTOP500」で、日本の次世代スーパーコンピュータ「京」(けい)が、堂々の第1位になりました。
(ドイツで開催された第26回国際スーパーコンピューティング会議で発表)


 日本のスーパーコンピュータが1位を獲得するのは、平成16年以来の快挙です。


 「京」は、第3期科学技術基本計画の国家基幹技術として、平成18年度から開発を進めてきたもので、同年度に科学技術担当大臣であった者としては、嬉しくてなりません。


 今年のTOP500では、1位は日本(理化学研究所・富士通)、2位は中国、3位は米国、4位は中国、5位は日本(東工大国際情報センタ・NEC/HP)、6位~8位は米国、9位は仏国、10位は米国でした。


 政権交代後は、民主党事業仕分けで「2位じゃ駄目なんでしょうか?」という議論もあり、とても心配しましたが、強い科学技術力は日本の持続的繁栄のために不可欠な要素です。

 この分野の技術進歩は目覚しく、FLOPS(秒あたりの計算回数)が3年で10倍にもなるということですから、少しでも研究開発の手を緩めると、国際競争から脱落。
 仮に産業界が他国のスパコンを使いたいということになっても制約が課せられ、医療関連産業、自動車産業等の競争力にも悪影響が出るでしょう。


 「京」が素晴らしい評価を得ることができたのも、独立行政法人理化学研究所、富士通株式会社、文部科学省研究振興局の皆様のご努力はもとより、科学技術振興の重要性を理解して支え続けてきた「日本の納税者の力」のたまものだと思います。

 平成18年から平成24年までにかかるプロジェクト経費の合計は約1120億円ですから、国民1人あたり約1000円の負担で支えていることになります。


 平成24年11月の供用開始予定まで、プロジェクトが順調に進むことを祈っています。


 そして、肝心なのは、その成果が国民生活に還元されることです。
 「京」を中核とする革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の構築が終了した後は、産業界が如何なるプログラム(ソフト)で、どのような製品やサービスを生み出していけるかが重要です。
 日本の未来を楽しみに、イノベーションを応援したいと思います。

 

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