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新内閣を相手に、また1歩から

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 先週、菅改造内閣が発足。

発足時のお祝儀に加えて小沢グループ所属議員の徹底排除人事によって、高支持率の滑り出しです。

 

 「また、1からやり直しかぁ…」と、思わず溜息が出てしまいました。

 

自民党の同僚議員や私自身が、国会論戦などで閣僚と対峙する際に必要な情報を政策項目別に収集して整理する作業のことです。

私自身は、11人の閣僚の記者会見での発言や過去からの著作物等をチェックし、政策項目ごとに整理し、彼らの政治理念やバックグラウンドを踏まえた上で質すべき点をまとめていました。各委員会で質疑に臨む同僚議員にも、度々メモを提供していました。

 

ところが、昨秋の政権交代以降、わずか1年で2回も内閣の顔ぶれが変わりましたから、各閣僚と継続的に議論を深めることが叶いません。

 

 例えば、前原前国交相は、八ツ場ダムを止めてしまったまま地元住民を放置して結果を出さず、高速道路無料化も選挙中の民主党マニフェストとは大違いの現状。外務大臣に横滑りをされてしまったので、後始末をしてもらえませんし、国会で質すこともできません。

 岡田前外相とは、朝鮮人強制連行なるものに対する誤解を解くことができる外務省資料の件で、臨時国会では更なる論戦をしたかったのですが、閣外に出られたので、それも叶わず。

 原口前総務相は、外国人への参政権付与を必要とする理由に朝鮮人強制連行を挙げておられましたが、議論を交すチャンスは失われました。

 山田前農水相、長妻厚労相にも、問いただしたい点は多くありました。

 

 改造内閣も、基本的に左翼政権ですから、基本理念や政策の大きな方向性については各閣僚に確認したいことが山のように有ります。

 ディーテイルについては、またコツコツと作業を進めていかなければなりません。くじけずに頑張ります。

 

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