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自民党総裁選挙への期待

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 いよいよ来週から自民党総裁選挙がスタートします。マスコミ報道も賑やかになってきました。


 先日、「反小泉」で候補者を立てる予定の派閥に属する代議士お2人がヒソヒソ話をしているのを聞いてしまいました(耳をダンボにしていたわけではないのですが、聞こえてしまったのダ)。
 「確かウチの党の総裁選挙って無記名投票だったよな」「うん、そうだった。誰が誰に投票したかは派閥にもバレないよ」。


 各種マスコミの世論調査で小泉内閣の支持率が上がり、小泉総裁が自民党支持者の7割の支持を得ていると報じた新聞もあって、国会議員の心理にも影響が出てきているのかなあ、と思います。
 特に現在の選挙制度に変わってからは、総選挙時の政党支持率は、個々の議員の当落に大きな影響を及ぼします。自らの選挙戦を考えると、派閥の意向はどうであれ、国民からの評価の高い総裁を選びたいと考える議員も出てくるかも・・。
 もちろん最も大切なのは「政策」ですから、この際、複数の候補者によって活発な政策討論が行なわれることが、自民党にとっても国民にとっても望ましいことだと思います。


 国会閉会中の8月は、委員会答弁に駆り出されることもなく、省務の無い日は奈良で過ごすことができました。ミニ国政報告会を選挙区内各地で開催しましたので、沢山の方々と膝詰めで意見交換をする機会を得られたわけですが、気付いたことが2点ありました。


 第1には、小泉政権についての評価が変わってきたということ。

 数か月前までは「改革の掛け声ばかりで成果がみえない」というお声をよく耳にしたのですが、この夏は「小泉総理は案外よくやってるよ」「過去の総理が手をつけられなかったことを始めたもの」というご意見が圧倒的でした。

 お金を一切使わずに規制緩和のみで地域の活性化を促す「構造改革特区」や、観光振興や雇用対策など数々の案件で「省庁の枠を越えた取り組み」を始めたこと、北朝鮮による日本人拉致について初めて風穴を開けたこと等が特に評価されているようでした。


 第2には、総裁選挙の争点として、奈良では、「治安対策」「景気・雇用対策」「教育政策」の青写真を示して欲しいという声が多かったこと。


 とにかく、安全で、元気で、子供たちの可能性を育てる国作りの為に、総裁候補による活発な議論を楽しみにしています。

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