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お盆行事も減少傾向

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 8月末の概算要求に向けた予算要望のお客様もひと段落。8月上旬は、党本部の会議等が無い日は選挙区活動に励んでいました。
 早朝は駅頭演説、昼間は挨拶廻り、夜は各地区の夏祭り参加・・と、汗をたっぷりかいて少々スリムになった感も。
 
 15日には、靖国神社や全国戦没者追悼式典で、久々に同僚代議士たちと顔を合わせました。
 近況報告などをしあう中で、都市部選出の代議士から、「最近はめっきり夏祭りが減ったので、夏場の活動が楽になったよ」という話が出ました。
側に居た別の代議士も、「僕の地区も同じだね。初盆廻りも、軒数が減った。おやじの代には(2世議員です)100軒以上廻ったけれど、最近は家族が亡くなった年のお盆でも旅行に出掛けちゃう家が多いね」と話していました。

 私の選挙区では、まだまだ夏祭りの開催件数は多く、「絶対に顔を出して下さいね」と自治会長さんから声をかけていただきますので、1晩に何箇所もはしごをしてフラフラになって帰宅する夜が続いていました。
 初盆も、しっかりと供養をされているお宅が多く、近所の方々が大勢お参りに訪問されています。
 連日の強行日程で疲れ果てていた私は、少し羨ましい思いで同僚代議士たちの話を聞いていましたが、よく考えてみますと、地域のお祭りや初盆時の交流が盛んな奈良県は、とても恵まれているのかもしれません。
 それだけ地域のコミュニティーがしっかりしていて、行事のお世話役を買って出て下さる方が多いということなのですから。猛暑の中で、お祭りの準備から後片付けまで大変な作業を厭わずに汗をかいて下さる方々が居らして、子どもたちが嬉しそうに金魚すくいやヨーヨー釣りに興じている姿を見ると、本当に有難く幸せな気持ちになります。

 そんな温かいコミュニティーの中でも、子どもが犠牲者となる痛ましい事件が起こり、地域全体が悲しみに暮れることが何度か有りました。
 私の両親も、近隣の子どもさんたちの登下校を見守るボランティアに出かけていますが、同様にボランティアをされているご高齢の方が嘆いておられました。
「最近は物騒な世の中になったから、親は子どもに『知らない人に声をかけられたら、逃げるのよ』と教えているんだろうな。我々ボランティアのメンバーが、登校中の子どもに『おはよう』と声をかけると、逃げ出す子どもが多いんだよ。張り合いがないやら、情けないやら・・」

 自民党本部では、治安回復の為の諸政策について多くの議論が為され、新しい制度や治安対策予算も充実しつつあります。それでも、特効薬と呼べる政策の構築は難しく、気が遠くなるほどの課題が残されています。安全な世の中を作る為に、地域社会も政治も力を合わせて頑張っていかなければなりませんね。

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