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6月は「食育月間」です。

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 6月は、「食育月間」です。
 食育月間の中核的イベントとして昨年から開催している「食育推進全国大会」が、6月9日、10日の2日間、福井県越前市で開催されましたので、担当大臣として参加してきました。

 福井県では、西川知事の強いリーダーシップで、他県に先駆けて「食育」に取組んでおり、栄養教諭の配置数もずば抜けて多く、県内では多くのボランティア団体が先進的な活動を展開しています。
 学校給食で郷土の食材や食器(越前漆器)を使ったり、漁協婦人部の方が子供たちに魚のさばき方を教えておられたり、会場内のブースで紹介されている様々な活動は、大いに参考になりました。
 昨年の第1回全国大会は大阪で開催され、第2回全国大会は今回の福井県、来年の第3回全国大会は群馬県で開催される予定です。
 特に地方自治体や学校関係者、これから食育に取り組まれる予定の各種団体の皆様には、とても参考になる行事だと思います。是非とも、足を運んでいただければと思います。

 平成17年7月に「食育基本法」が施行され、平成18年3月に「食育推進基本計画」が決定されました。日本で本格的に「食育」への取組みがスタートしてから1年余りが過ぎました。
 既に全国39の都道府県で食育推進計画が策定され、国では内閣府を中心に、文部科学省、農林水産省、厚生労働省が一体となって取組みを強化していますが、まだ国民の「食育周知度」は7割弱。
 
 健康な長寿国を作るためにも国民運動の一層の推進が必要だと考え、今年1月から「食育推進有識者懇談会」で議論を続けてきました。
 最終回の会議は、9日朝に福井県の食育推進全国大会の会場内で開催し、「食育推進国民運動の重点事項について」を取りまとめました。直後の全国大会開会式で、私から重点事項概要を発表致しました。
 学校、保育所、保健所、医療機関、農林漁業者、食品関係事業者、栄養士、調理士、ボランティア団体、行政など「食育推進の担い手」に期待される役割と取組みの在り方を分かりやすく整理しました。特に、各ご家庭への働きかけを充実していただくためのヒントになる報告書となったと思いますので、ご活用をいただきたいと思います。

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