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2020・10・3・総務省の黒田事務次官から頂いた言葉

更新日:

 総務省の黒田武一郎事務次官が、下記の嬉しいお言葉を送って下さいました。

 

 総務大臣退任から2週間余りが過ぎましたが、改めて、極めてハードだった今年の通常国会への対応を含めて、一緒に頑張って働いて下さった総務省職員の皆様に、深く感謝を申し上げます。

 

 黒田次官はじめ職員の皆様には、武田大臣のリーダーシップの下で、国民の皆様の幸せと豊かな地方経済への道を拓く為に、益々ご活躍下さいますことを祈念申し上げます。

 

 

【事務次官からの言葉】

 

 高市大臣におかれては、令和元年9月11日、2年1か月ぶりに再び総務大臣として着任され、372日のご在任でした。

 歴代1位となられた前回のご在任期間と通算しますと1438日となり、ご在任の記録をさらに更新されました。

 在任中のご功績は言い尽くせませんが、ここにその一端を申し上げ、感謝の意を表させていただきます。

 

(安心・安全)

 

 大臣は、「国の究極の使命は、国民の皆様の生命と財産を守り抜くこと」であるとして、安心・安全の確保を常に念頭に置かれていました。

 

 この1年は、大型の台風などによる風水害が各地で発生し、また、今年に入ってからは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、緊急事態宣言が発出されるなど、国民の皆様の安心・安全の確保が最優先課題として求められました。

 

 新型コロナウイルス対策については、国と地方との密接な連携が求められる中、都道府県・政令指定都市の幹部と総務省職員との間の1対1の連絡体制を即座に創設され、自治体との積極的な情報共有を進めていただきました。

 

 また、入院病床の確保に係る書簡を発出するなど、公立病院における体制整備にご尽力いただきました。

 

 1人当たり10万円の特別定額給付金については、迅速かつ的確な家計への支援という趣旨を踏まえ、大臣自ら市区町村の首長に対して協力を要請するとともに、事前準備の着手を強くお願いしていただくなど、早期の実施に向けて大変なご尽力をいただきました。

 さらに、自治体の当面の資金繰り支援にもご尽力いただきました。

 

 災害への備えについても、「防災行政無線の戸別受信機」の普及に先頭に立ってご尽力いただき、国から自治体への無償貸付を実現するとともに、その積極的な導入や相互接続性の確保について、都道府県及び市区町村の首長にメッセージを発信していただきました。

 

 また、相次ぐ河川氾濫など水害への対応のため、河川などの緊急的な浚渫に自治体が集中的に取り組めるよう「緊急浚渫推進事業」を創設するとともに、事業により発生する土砂を他の事業に有効活用する仕組みも構築していただきました。

 早速、浚渫に取り組んだ自治体においては、この7月豪雨での氾濫を防いだという成果が表れております。

 

 さらに、「技術職員」が不足する市町村の支援と復旧・復興に従事する中長期派遣要員の確保という2つの課題を解決するための地方財政措置を含めた新たな仕組を創設していただきました。

 

 前回ご在任時から力を入れていただいた「分散型エネルギーインフラプロジェクト」についても、災害時の大規模停電を踏まえ、無電柱化の推進や蓄電池などの安全な場所への設置などにより、災害時も地域のくらしを守れる機能を強化するなど、プロジェクトの一層の充実に向けてご指導いただきました。

 

 「テレワーク」の普及・促進についても、感染予防と経済成長の両立を図る観点から、更に意を尽くしていただきました。

 

 育児や介護に伴う離職防止、地方の雇用創出、災害時の業務継続といった社会課題の解決にもつながるとして、導入を幅広く働きかけていただいただけでなく、テレワークマネージャーの大幅増員や、セキュリティチェックリストの策定、企業サポート体制の強化など、具体的で即効性のある施策を講じていただきました。

 

 大臣は、著作も出されている「サイバーセキュリティ」についても、強い問題意識の下、ご尽力いただきました。

 

 政府の「サイバーセキュリティ戦略本部」の本部員として、政府情報システムの評価制度をはじめ、様々な方針の決定に参画されたほか、重要インフラ14分野におけるサイバーセキュリティ対策や事故報告などの制度的枠組みについて、通信・放送分野の取組をご紹介いただいた上で、関係大臣に制度化の必要性を訴えかけていただきました。

 

 各府省の情報システムの基盤となる「政府共通プラットフォーム」の整備に当たっても、セキュリティ対策や、国内外のクラウドサービスの比較・検証などについてご指導いただきました。

 

(生活者視点)

 

 大臣は、「生活者の視点」に立って施策を考えることも大切にされていました。

 

 国民の皆様が生活をする中で困っておられることを、「幅広い政策資源を有する総務省の施策を有機的に組み合わせることで、解決する」という姿勢をお持ちでした。

 

 単身の高齢者などゴミ出しが困難な状況にある世帯が必要な支援が受けられるよう、ゴミの戸別回収に必要な経費などについて、地方財政措置を創設していただきました。

 

 また、「安全な環境で暮らし、質の高い教育や必要な福祉サービスを受け、働く場所がある」、そのような地方を全国各地に創っていくとの思いの下、行政のデジタル化に向けたマイナンバーカードの普及・活用、5Gインフラの全国整備、Beyond 5Gの推進戦略など、様々な施策を打ち出し、実行されました。

 

 テレワークや5G、Beyond 5Gを支える「光ファイバの全国整備」については、過去最大規模の予算を獲得していただき、要望のあった全ての地域で整備が可能な環境を整えていただきました。

 

 政策資源の活用で大きな成果をあげていただいた例として、「海外展開」が挙げられます。

 特に、今年1月のベトナムご訪問においては、フック首相やフン大臣と会談いただく中で、5Gのセキュリティ対応やスマートシティの推進などの情報通信分野だけでなく、地方自治やデジタル・ガバメント・行政相談・統計・消防に至るまで、総務省の政策資源を俯瞰する協力関係を構築いただき、今後のオール総務省としての国際協力・海外展開の基軸となる戦略を確立されました。

 

 また、「インターネット上の誹謗中傷をはじめとする違法有害情報」に迅速な対応を講じていただくなど、誰もが安心して情報通信を利用できる環境の整備を進めていただきました。

 

 さらに、「行政評価・行政相談」の機能を重視され、過去に総務省が各府省に対して行った改善勧告、特に、暮らしや安全に関わるものについて、改めて徹底を指示されるとともに、災害や新型感染症で苦しんでおられる現地の情報収集、各種の支援策・相談窓口に関する情報提供など、行政評価局の現地機関を積極的にご活用いただきました。

 

(その他)

 

 大臣には、ご在任中、総務行政の担う大きな制度の運営についても、多大なご尽力をいただきました。

 

 令和2年度の地方財政対策においては、「一般財源総額」と「地方交付税」について前年度を上回る額を確保するとともに、「臨時財政対策債」を抑制することができ、地方財政の健全化を推進していただきました。

 

 その中で、地方法人課税の偏在是正による財源を活用し、自治体が地域社会の維持・再生に向けた幅広い施策に取り組めるよう、新たに「地域社会再生事業費」を計上することができました。

 

 また、「所有者不明土地等に係る固定資産税の課題への対応」など、令和2年度税制改正における地方税制の重要課題についてご指導をいただきました。

 

 社会の情報基盤となる統計についても、その信頼回復に向け、「公的統計基本計画」の改定を主導していただきました。

 

 また、コロナ禍の中、開始から100年を迎える「令和2年国勢調査」の実施に当たり、非接触の調査方法の導入を強くご指示いただくとともに、国民の皆様へのインターネット回答の積極的な呼びかけなど、安全で確実な調査の実施に向けてご尽力いただきました。

 

 国会では、1025回も答弁いただき、総務省提出法案は、NHK予算も含め、9件の成立を見ることができました。

 

(最後に)

 

 最後に、私ども職員に絶えずお心遣いをいただいたことに感謝を申し上げます。

 

 大臣からは、常日頃から、できるだけ私ども職員の負担を減らしたいというお気持ち、職員の健康に対するお気遣いを感じました。

 

 そのことは、今回の新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、いち早く、テレワークや休暇の取得促進をご指示いただいたことや、前回同様、国会答弁の事前説明を不要とされたことなどに表れております。

 

 また、災害対応や予算編成・法案作成作業で多忙を極める部局を、大臣自ら激励いただき、差し入れをいただいたことは、職員にとって大変な励みになりました。

 

 様々な危機に見舞われたこの1年、総務行政に精通している高市大臣に再びご指導いただき、私ども職員一同、大変心強く思いながら、業務に取り組むことができました。

 

 心から感謝を申し上げますとともに、お身体にお気をつけいただき、引き続きご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 本当にありがとうございました。

 

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