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お見舞いへの御礼と反省

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 先月21日朝の衆議院内閣委員会で、答弁中に声が出なくなり、真っ直ぐ歩行することができなくなってしまいました。
 頭の中はフル回転していて、発言すべき内容は全てまとまっているのですが、思うように声が出ないのです。足もガクガク震えていて、答弁席までの数メートルを歩くことが困難な状況でした。
 こんな状態になったのは初めてでしたので、自分の体に起きた変化が何なのか、とても不安になりました。

 私の異常に気付いた委員長や与野党委員が気遣って下さり、その後の答弁を副大臣対応にすることでご了解いただき、しばらく体を休めることができました。
 夕方に病院で検査を受けましたところ、脳には異常がなく、極度の睡眠不足と過労が原因ということでした。
 
 情けないことに、この日までの4日間で私がとった睡眠時間は約4時間で、平均すると1日1時間程しか眠っていなかったのでした。
 丁度、この翌週に「イノベーション25」の中間とりまとめを提出しなければならず、報告書原稿案の修正作業や加筆をする為に2日の完全徹夜。
 時期を同じくして、衆議院予算委員会では、一昨年秋に行われた沖縄科学技術大学院大学の工事発注の方法が不適切であった旨の追求がなされており、沖縄担当大臣として答弁に追われていました。前内閣の頃の案件ですから、答弁をする私自身も、2年前からの事務局書類(膨大な分量でした)を沖縄から取り寄せて読み込まなければ、事情が理解できません。そんなわけで、更に2日間の半徹夜をしてしまったのでした。

 年を考えずに自分の体力を過信してしまったばかりに、周囲の人たちに迷惑をかけてしまい、本当に申し訳なかったと思っています。
 丁度、「家族と子どもを応援する日本重点戦略会議」では、「ワークライフ・バランス」を実現するための方策を議論しようという時期でしたから、担当大臣の一人として、実にみっともないことでした。大いに反省しています。

 翌日以降も、何とか仕事を休むことなく乗り切ることができたことだけが、不幸中の幸いでした。
 遅くなりましたが、この場をお借りして、何かといたわって下さった与野党国会議員の皆様や職員の皆様に御礼を申し上げます。

 また、新聞報道等で体調不良を知って下さった全国の皆様から、沢山のお見舞いメールやお励ましのお手紙を賜り、とても嬉しく存じました。本当に有難うございました。
 今後は、しっかりと健康管理をしながら、頑張ってまいります。

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