令和6年7月26日 記者会見
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1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
(問)先日、経済同友会が、スタートアップエコシステムの拡大に向けた提言を発表しました。その中で、基礎研究について、研究予算を拡充するように求めているのですが、このことについて、大臣どのように受け止めていらっしゃるでしょうか。
(答)スタートアップエコシステムの拡充に向けては、基礎研究への支援が重要ということは言うまでもないと思っております。
私自身、特に今年、経済財政諮問会議でも積極的に発言をいたしましたけれども、例えば、大学における研究活動を安定的・継続的に支える運営費交付金の増額を求めました。こういった「基盤的経費」と、優れた研究や目的を特定した研究を支援する「競争的研究費」のデュアルサポートが重要だと考えております。
基礎研究の底上げに向けては、大学におかれましても、外部資金の獲得や資金の効率的・効果的な活用による経営基盤の強化を促すことによる、安定的な研究環境の確保も重要でございます。
経済同友会の会員、各社の皆様も、是非とも大学に対する御支援をお願いしたいと存じます。
(問)担務外で恐縮なのですけれども、選択的夫婦別姓の制度についてお伺いさせていただきます。大臣、23日に出演されたインターネット番組で、「家族一体とした氏は残したい」という御発言をされて、これは選択的夫婦別姓の導入について、反対の立場を示されたものと思いますけれども、一方で、20日、21日に弊社とFNNが合同で行った世論調査では、選択的夫婦別姓の導入については、「賛成」と答えた方が66.6パーセントで、「反対」の25.5パーセントを大きく上回るような結果がございました。大臣、かねてから通称使用の法的根拠を整備する制度の拡充などを訴えておりますが、こういったことがいまだ浸透していない結果なのかとも思われますが、このあたりについての受け止めと、今後、大臣として、反対の立場として、どのようなことを取り組んでいきたいかなどがございましたら、お伺いできますでしょうか。
(答)大臣記者会見の場でございますので、いわゆる選択的夫婦別氏制度を導入するか否かというのは、法務省で検討されるべきだと思います。ですから、大臣としての立場以外での発言とはまた違いますので、この場でお答えすることは難しゅうございます。
特にまだ岸田内閣として、選択的夫婦別氏制度を導入するか否かという方針も決まっていないと承知いたしております。
(問)大臣会見の場で恐れ入りますが、先ほどの総務会で、自民党総裁選挙の選挙管理委員会について、岸田総理が指名したメンバーの報告が行われました。選挙区や当選回数を考慮して選んだとのことですが、人選について、大臣の所感をお聞かせください。また、金のかからない選挙にすべきだったり、従来よりも選挙期間を長くすべきとの意見も出ておりますが、総裁選のルールについて、大臣のお考えをお伺いいたします。
(答)大臣記者会見の場ですから、申し上げにくいことばかりでございます。選挙管理委員会の委員については、総裁が指名されたのだろうと思っておりますし、ルールにつきましては、選挙管理委員会がお決めになることではないのでしょうか。
(問)先日、記者会見の場で、防衛省、自衛隊の秘密漏えいのことに、「国民や諸外国の信頼を大きく損なう」とおっしゃったことについて、参議院議員の小西洋之さんが、大臣のことについて、「最低の政治家に批判する資格はない」と批判されておりますけれども、受け止めがあればよろしくお願いいたします。
(答)小西参議院議員の御批判については承知いたしておりませんけれども、私は特定秘密保護法の事務的なこと、つまり運用を担当する大臣でございますので、再発防止を徹底していただかなくてはいけないということを申し上げるのは当然のことだと思っております。