早苗コラム

7期目の永田町から 平成27年1月~連載中

2016年03月21日

IoTで新たな価値創造を

 去る3月4日に、「スマートIoT推進フォーラム」の合同会合が開催されました。

 IoTやビッグデータ、人工知能などの技術の発展により、様々な分野で産業や社会の仕組みが変わりつつあります。

 昨年は、IoTという言葉が「流行語」のように使われていたものの、「具体的に何が起こるのか」については、未だぼんやりとしていたように思います。

 今月の合同会合では、IoTの活用によって、今後、生産性・賃金の向上や雇用の創造に貢献することが期待される事例の紹介がありました。

 そのうちの1つが、「体温センサーを用いた母牛の遠隔監視サービス」です。

 妊娠した母牛の体内にセンサーを留置して母牛の体温を監視することで、分娩の兆候や分娩異常を検出し、畜産者にメールで通知するものです。
 これまでは、母牛の分娩を事前に知ることは難しく、夜の見回りが必須で、畜産者の方々は苦労しておられました。
 このセンサーの活用により、苦労の1つから解放され、より良い牛の育成に取り組むことができるようになったということです。

 こうした具体的な取組みを見てまいりますと、様々なT(Things:モノ)がⅠ(Internet:ネットワーク)に繋がることで「新たな価値」が生み出されることが良く分かってきます。

 また、このようなIoTシステムの実装の開発を効率的・効果的に進める為には、技術検証を行うことができる「テストベッド」の活用がとても重要です。

 総務省所管の研究機関である国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)では、様々なIoTシステムの開発・検証を行うことのできる環境を整えており、更に拡充させていくこととしています。

 NICTのテストベッドを活用することで、効率的な検証を行うことができ、市場投入スピードが早まったという事例も聞いています。

 IoTを使った新ビジネスを検討されている企業の皆様のご利用を、楽しみにお待ちしています。

 総務省としても、今回ご紹介したような身近な所で、仕事のやり方が改善され、所得や雇用の増加に繋がるような取組みを広げていけるよう、スピード感をもって対応してまいります。

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