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政調会長として、全力で働き続ける決意

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 厳しくも清々しい寒さの中で迎えた平成25年の新春、ご機嫌いかがでいらっしゃいますか。
 

 昨年末からの寒波で、豪雪被害が続いています。大変なご苦労をされている地域の皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。
 自民党豪雪災害対策本部でも、年末に会議を開き、関係府省によって迅速な対策が講じられるように頑張っております。
 

 しばらくぶりの近況報告になりますが…。
 

 昨年10月4日の自民党広報本部長就任以降は、党の広報物作成に没頭した日々でした。
 政党ポスター、政権公約集、政党政策ビラ、総裁政見放送、政党CM等の制作に追われ、衆議院解散から公示日直前までは殆ど選挙区にも戻れず、心身ともにキツイ時期でした。
 

 自分自身の選挙広報については、公示日2日前になっても選挙ポスターも政策ビラも印刷できていないという惨憺たる有様でした。徹夜で制作をして風邪を引いた上、時間不足から1軒の挨拶廻りもできないまま選挙戦に突入。
 関西は「維新ブーム」でしたから、電車に10分余りも乗れば大阪に着いてしまう私の選挙区(奈良2区)でも維新の突風が吹いていました。
 候補者のとんでもない準備不足に危機感を強めた各市町村の後援会員や党員の方々が、寒い中をボランティアで走り回って下さり、何とか全ての市町村で堂々と勝利することができました。
 

 党全体の広報を担う仕事は私の手には余るものでしたが、それでも日本列島の隅々まで「日本を取り戻す」という私達の強い決意と多くの政策を存分にお伝えすることができ、喜んでおります。
 特に不眠不休で頑張って下さった党広報本部職員の皆様には、感謝の気持ちで一杯です。  
 

 12月16日の投票日の後は広報物制作費の決済や次の広報企画に取り組んでいましたが、安倍総裁から突然の電話を戴き、12月25日には政務調査会長の職を拝命することとなりました。
 

 25日は、政調会長就任の記者会見直後から、政調会長代理4名と政調副会長9名の人選を行い、各政策分野を担っていただく部会長13名の人事にも着手。
 

 翌26日には特別国会が召集されました。
 この日は、朝から政調会職員への訓示、新人議員研修で政調会の仕組みを説明した後、本会議で首班指名選挙。
 安倍晋三総裁の内閣総理大臣への再登板が決まった瞬間、カメラのフラッシュを浴びながら起立された安倍総裁の姿は、この数年間、何度も夢に見ていた嬉しい光景でした。
 夕刻に官邸で新内閣の組閣に立ち合った後は、人事と併行して、政調会の中の一部組織の改編案作成にも着手。
 合間にかかる電話や来客の多さに驚きながら、歴代の政調会長のご苦労が初めて分かりました。
 

 27日、28日には、平成24年度補正予算、平成25年度当初予算・税制に関する政府与党内の調整作業が一挙にスタート。
 各党への挨拶廻り、与党政策責任者会議の発足、各府省幹部との打合せ等々で、分刻みと言うか秒刻みと言うか…早朝から夜遅くまで空腹を抱えてフラフラになりながら働いておりました。
 

 お正月は、1日だけ重病の親の顔を見に行き、涙をこらえて上京。短時間ですが、夫と新年を祝い、お節料理も戴けました。
 その後は、政調会に設置されている調査会・特別委員会の改編作業と人事、主要政策に関する安倍総理や閣僚との電話打合せ、予算関連資料の精査と各調査会の検討事項の洗い出しなどをしているうちに、アッと言う間に終わってしまいました。
 

 1月中旬の補正予算概算閣議決定に向け、週明けの7日早朝には党政調会の各部会がフル稼働します。
 年末には、自民党日本経済再生本部長にも就任しましたので、先ずは雇用と所得が増える「強い経済」を目指し、安倍内閣に最適な予算措置と税制を実現していただく為の調整に注力します。
 補正予算は、「復興・防災対策」「成長による富の創出(民間投資の喚起、中小企業及び零細事業者対策等)」「暮らしの安全・地域活性化」を柱とした編成となる見通しです。
 来年度当初予算と合わせて約14ヶ月間、切れ目なく経済対策が実行されることが肝要です。
 

 自民党が再び政権与党として国家経営の責任を担わせていただいたことの重みを十分に噛みしめ、野党だった3年余の間に議論を積み重ねて磨きをかけてきた諸政策を着実に実行に移すべく、緊張感と謙虚さをもって職務に励んでまいります。

 私は、歴代の大物政調会長には、経験でも知識でも知名度でも敵わないことばかりかと存じます。
 それでも、地味なキャラなりに高市早苗カラーは打ち出せるものと思っています。
 

 党の末端で地道な議員立法作業を続けてきたこと、経済財政金融政策調査会の事務総長として政権公約集の元原稿となった報告書をまとめてきたことなど、実務者としての苦労を活かして、できるだけ笑顔を絶やさず「話しやすい政調会長」として多くの同僚議員と党員のお知恵を集めてまいります。
 そして、「ひたすら働く政調会長」として、安倍内閣が1つでも多くの政権公約を実現できるように、政府与党が心を揃えてパワーを結集できる環境作りと各党との調整に尽力してまいります。
 

 皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げております。良い年になりますように!
 

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